面白い分野ではあります
テストとレポートが終わって一週間。
急なバイトやら研究室紹介やら雑務が片付き、久しぶりに書き込み。
そして一ヶ月前の書き込みにレス。ごめんなさい。
>>やまぶんさん
>ブラケットって聞くと、これを連想してしまう。
まさにそれです。
<π|
これがブラケット記法です。
|π> をケットベクトル、<π| をブラベクトルと呼び、英語で括弧を意味するブラケットにちなんだ名称になっています。あわせて書くと <π|π> となり、ベクトル同士の内積を表します。ブラベクトルが縦ベクトル、ケットベクトルが横ベクトルを表しています。
この記法を用いて、量子力学では物質の存在確率を示す関数を表記しているのです。
これを普通の関数の形に書くととても複雑な形になる(実際に計算する問題をやると泣きたくなります)のでこのような抽象的な表記にしているのですが、講義の初期にいきなり導入されて、、やっぱり戸惑いました。新しい数学を勉強してるだけ、という感じで。その後前期の大半が計算規則の練習に費やされましたしね。
量子力学の講義を担当するのは理論系の先生なので、どうしても理論よりの内容になってしまうんですね。他の学部や学科で量子力学を勉強しているところは、もっと実用的な形で教えていると思います。
とはいえ、この記法を駆使するレベルの物理が、一部の最先端の分野では必要になっているそうなのでいつかこの知識も役に立つかもしれませんが。
>>kouchanさん
やまぶんさんのブログではどうもです~
>最近、大学でよく逢いますね
多分4月からはもっと良く会うと思いますw
>ブラケットなんて、未だに分かってるようで分かってません……。
所詮書き方の違いっちゃ違いなので、分からなくて困らなければそれで良いかと。
実際の計算をするときは通常の表記に直しちゃいますしね(笑
ただ量子力学の体系を勉強しなおす必要があるときには
理解が楽になると思います。要は慣れですから。
あとブラケット記法で書かれている本や論文なんか読むときには困るのかな。
kouchanさんに指摘された
ブラベクトルとケットベクトルが入れ替わりを修正。
というか気づけ!俺!
そもそもブラケットにならないし!!
2009.02.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 理系な話
