コメント返し+ヱヴァ感想
プロフィールすこしいじりました。少し前に友人に指摘されたので。
自分のブログの性質上、人名がたくさん出るのですが、文字だと敬称は無い方が読みやすいかな、という単純な理由からです。
>>水池屋さん
そうですか、あれは水池屋さんでしたか。
内容に対して批判してもらうことの面白さを初めて教えてもらったコメントで、読んでて嬉しかったです。まだ返答できてませんが(苦笑
文章力というのは、アニメーターさんが一日にたくさん絵を描くように、やはり数をこなさなくちゃ身に付かないところがありますよね。
自分は不定期にしかブログ更新ができないのでそれ以外でなるべく文章を書く時間を作ろうと思っているのですが、なかなかうまくいきませんね。
話は変わって――
新劇場版ヱヴァンゲリオンをとうとう観た。
当初は親しい友達と二人の予定で観るだったのが気が付いたら男五人。
平日だし田舎だし、思ったより人来ないかなと思っていたら割と来ていた。
まあ石川で一箇所しかやってないということを考えれば空いてたけど。
自分たちより後に売店で並んでた人たちは、みんなヱヴァ目的だったな。
感想は軽め。一回観ただけだし。ネタバレはアリ。
内容については、中盤シンジが逃げ出すあたりは少し駆け足すぎるかな、というように思ったが、ラストのヤシマ作戦が実に充実して描かれていたので最終的には気にならなかった。
その為盛り上がりもしっかりしていて、エンターテイメントとして非常に面白かった。
次回予告は旧エヴァをリアルタイムで見ていた人が次回予告を見ながら毎週味わっていたワクワク感というものはこういうものだったのだろうか、と想像させるようなものだった。
最初の赤い海・ラストのカヲルの「また三番目か」の伏線にも俄然興味を引き付けられたし、素直に次回を楽しみに待ちたいと思えた。
新規カットは旧作カットとほとんど違和感がなく、素直にストーリーを楽しむことができた。
一箇所だけ違和感があったような気がするが、今覚えていないということはたいしたことではないのだろう。
また旧素材の部分は、今観ると古びているように思えたり、また既に見たシーンだから緊張感が途切れるように感じることはなかった。(一緒に見た友人の中には一人いたが)
一話の磯カットは少し昔より動きが硬くなったように思う。特にこのシーンは作画ファンになってからよくyoutubeやニコニコで観る機会が多かったせいかもしれない。でもストーリーの流れの中での違和感はなかった。
ストーリー・感情移入の点で違和感があったのはミサトがシンジをつれて第三新東京市のビルのせり上がりを見せるところ。
CGのエヴァが出てくるところや武器・防壁がせり上がるところはそこまで気にならなかったが、あそこはせりあがる動き自体がストーリー上での大事な見世物なのに、それほど格好良さを感じなかった。巨大でとてつもない重量をもつものが動いているようには見えず、軽さを感じた。建造物の造形は気にならなかったので、動きのタイミングによるものだと思う。
ミサトが自慢する(シンジに見せることで変化を期待する)ほどすごいシーンになってない(少なくとも私はそういう気分になれない)のが残念。
トウジたちがいる山にエヴァが落ちてくるシーンもエヴァのポーズに少し違和感があり、(落ちる動きのタイミングも違和感はあったが、格好悪いシーンなのであれでいいようには思う。)できの悪い格闘ゲームのポリゴンのように見えてしまった。
CGが出てくるシーンについての自分の判断は、ちゃちなゲームのCGに近いように感じると悪くなるのかもしれない。
それから声優陣の演技も素晴らしかったように思う。
特に緒方恵美を始めとするキャラクターの息遣い、というか息の音そのものが印象的だった。
三石琴乃だけ、個人的にSEEDで他のエヴァ出演声優より印象が深かったせいか、以前よりも声が更に老けてギャル的口調への空回りの度合いが激しくなったように思えた。
ただ、ミサトの過去やそうした口調・態度が演技であることを三石自身も観客の大半も既に知っているために、かえってそのわざとらしさが強調されて良かったんじゃないかという気もする。
逆に一番印象がそのままだったのは林原めぐみ。同じシャーマン型声優とされる田中敦子もそうだったけど、声はまだしも印象そのものが全く変わらないのはすごいと思う。
次点は碇ゲンドウ。上映中らきすたを思い出すことがなかった。良いことだ(笑
最後にクレジットについて少しだけ。
メインの作画スタッフはTV版のメインスタッフが大月Pの言ったとおり本当に集まっていてびっくりした。
黄瀬和哉はいるのに長谷川眞也はいなかった。おそらくシンクロ戦闘があるだろう「破」の方には来るかもしれない。
あと今回はパンフによると貞本義行が作画監督だけでなく原画も結構描いているらしい。TV版・旧劇場版ではほとんど手出せなかったんだっけ。田中達也は旧ガイナの人だけど、4℃以外のアニメは久々?パンフによると電線・電柱や、ヤシマ作戦の変圧器を描いているとか。
大塚健はググってスタッフリストを見る限り、今年のロボットアニメは皆勤賞じゃないだろうか。すごいなあ。
若手だと大梶博之が意外。結構色んなシャフトのTV作品もやってたのに。
あと二原に青井小夜とか、原画協力平松禎史とか
成田耳助と濃尾って誰だろう。濃尾は増尾昭一じゃないんだよなあ。
作画以外では、特殊効果にイノイエシンがいたり、デザインワークスにokama・渡部隆がいたり、翻訳協力にブラックラグーンの巻末でおなじみ?の兼光ダニエル真がいたり。氷川竜介は宣伝担当だったのか。
チョイ役に大原さやかがいたが、一緒に観た友人の一人に教えられるまで全然気づかなかった。オペレーターの一人らしい。彼だけ漫画しか読んでなかったので、逆に気づきやすかったんだろうか。
パンフレットについては、現場についての(最近、アニメ業界の現場紹介が流行ってるのを取り入れたのだろうか)、とりわけデジタルとアナログの違いについての情報が多くて面白かったのだが、長くなりそうなのでまた次に。
2007.09.12 | Comments(0) | Trackback(0) | アニメ・アニメーション
