巡り巡って
朝これを読んでテンションが超上がった。
世界初、カーボンナノチューブ分子1個の完全なラジオ
記事によると、アンテナ、調節可能なバンドパスフィルター(要するにチューナー)、増幅器(アンプ)、復調器全部揃えているらしい。ほんまかいな。
記事中のリンクで実際拾った音も聴けるんだけど、、正直普通のラジオと変わりない。雑音があるなんて書いてあるけど、中学時代、能登半島から東海ラジオやらラジオ大阪やらTBSやらのAMを聴き続けてきた自分にとっては十分過ぎるくらいクリア。
動作原理については、少なくとも整流の時にダイオードではなく真空管の原理を使ってるらしい。要するに電子か。
ダイオードは固体中にある電子やホールを利用しているけど、ナノという超微小な世界では、それでは大き過ぎるわけで。というか分子一個だし。
というか自由空間中の電子を利用するなら、ナノまでいかなくてもダイオード以上に小さい真空管を作れるんじゃないかとか思ってググったら、やっぱりあった。
マイクロ真空管 - Google 検索
実用例が見つからないってことは、まだ研究段階なのかな?
この研究はその更に上を行っちゃってるけど。
ナノチューブでできた極小ラジオの開発に成功――米大学 - ITmedia News
こちらの記事によると、AM放送だけでなくFM放送の受信や音楽の送受信も出来るらしい。先の記事中の「細胞内をリアルタイムに通常の状態で見ることができるかもしれない」っていうのはまず送信ができるようになってからだと思いながら読んでいたんだけど、もう既にそこまでできるのか。
ちなみに、どうやら2週間前に別の研究グループが同じくナノチューブを使って復調器だけは作っていたらしい。競争に負けたんでせめて発表だけは先に。ということなんだろう。
2007.11.21 | Comments(0) | Trackback(0) | 日々のつれづれ
