あとプレイ時間かかるし、ねぇ
前に書いたこれは、もともとはこのブログにてリマスター中の某作品(笑)15話についての話題があったからだ。双子の話だから決まった演出家はいないんだけど、絶対有名どころだろうとか思ったら違っていた。というか、スタッフクレジットを気にするようになってから改めてこの回を見たとき、すごくうまかったので風山十五?松本淳?橋本カツヨ回一つ前だし…はと思っていたら全く知らない人だったので頭の片隅に残っていた名前だった。
改めて観てみたが確かにエロスを感じる話だ。前回の光指す庭前後編はミッキーの側からみた話で、こちらは妹の側からみた話。ゆがんだ執着心と常にミッキーを気にしてしまう梢の心理描写が非常に丁寧に描かれている。冒頭の、ミッキーの視点で男と逢引している梢が気になる様子を微妙な視線の持って行き方で見せた後、梢視点に移って最初は流し目で、ミッキーがピアノの教師からセクハラちっくに越に手を回されているのを見たとたんに相手していた目の前の男を押しのけてまで凝視させる。うわあいやらしい(笑)間に出てくる蝶はイマイチ掴めなかったかな。
何気にウテナにおけるシャフト初グロス回。たけうちのぶゆきが作監。他にもひだまりキャラデの伊藤良明や特効の日比野仁など現在のシャフトや他作品でおなじみのスタッフがちらほら。
原画
伊藤良明 斉藤英子
吉岡健二 米田光宏
阿部宏幸 遠藤麻未
福岡英典 砂田茂樹
武内宣之
だけど、そのままググってみても最近の作品が出てこない。色々観ているうちに冬枯れの街/categoryにてこんな書き込みが。
知ったか解説即席版:この回の演出はゲスト的な星川孝文氏。彼は現在はゲームのコンテなどを中心に活動しており全編アニメのゲーム「スクールデイズ」の演出も手がけている。
えええっ、ググっても出なかったぞ!とか思ったけどどうやら現在はほしかわたかふみ名義で仕事しているらしい。道理で。スクデイはアニメ本編もやってる。
と思ったら星川孝文名義で久々に出てきたのが前回のゲームのコンテ。
あと平仮名でググってたら、監督・脚本でこんなものをやっていた。
http://www.cho-animelo.com/candyboy
この15話を彷彿とさせるような濃厚なエロス、隠しきれない相手へのとめどない執着をこちらが張り詰めそうな所のちょっと手前で、適度な緊張感を味わえるように丁寧に作られていると思った。あとウテナ15話のプールのシーンの女の子同士の会話のテンポの良さなんかはこの作品でも生かされている。
2クールぐらい普通にできそうだよなあ。観たい。むしろそうしないともったいない。スクールデイズも本編をやりたくなってきたかも。ゲームは結構作画崩壊してるって話も良く聞くけどね。
というかスクールデイズでやりたかったことはヤンデレという属性に押し込めておもちゃとして遊んでる感もあるような今のような解釈ではなかったのかな。
あと演出の小道具としての携帯の使い方はうまいと思う。
それと同じサイトにあるこのアニメもなかなか。
http://www.cho-animelo.com/ryofuko-story
もりやまゆうじは偉大だ。ちょっと演出がシャフト調になってたり。
2007.12.07 | Comments(0) | Trackback(0) | アニメ・アニメーション
