「バスの墓場」の回。
フミエが尻を叩きつつアキラをヤサコに紹介するシーンで、
「我が愚弟、アキラよ」
というところ。
リアルタイムで観てたときはかなり違和感を感じた台詞なんだけど、アニメージュの磯インタビューの、当初の最終回では10年後になるはずだったというくだりで
「フミエは急速に口数が減って物静かな文学少女になっている」
とあったのを思い出してすごく納得した。
本編でも夏休み後半から中学受験で忙しい、と現実に目覚めてヤサコから離れていったりとクールな面も目立ってたけど、同時に出番が減ってきてキャラの掘り下げがイマイチだったのだけど、そのあたり小説版でフォローされないかなあ。
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2008.01.19
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今日はセンター試験準備で休みだってことを、夕方らいかんすろうぷさんから電話もらうまで気づかなかった。ふつーに大学登って休講だと思って図書館で勉強してたよ。
皆川ゆかという人の「この国のアニメのかたち」という記事で、AICASTAの流出資料の中を使ってアニメの製作費について論じていたのだけど、その計算がおかしい。
記事中で使われていたのは流出した全製作費のうちレイアウト・原画・動画だけで、それ以外は伏せられていた。確かレイアウト2000円、原画2500円、動画210円だったはず。この内原画については、筆者が持っていた資料では2000円だったらしい。私がスレッド紹介系のサイトで見て保存しておいたのも2000円だった。
でこれを使って、平均的なアニメーターが一日にあげられるのは2カット程という話から、一日も休まずに働いても月15万円にしかならない、という計算をしていたんだけども。その2カットっていうのはレイアウト込みじゃないのかと。
日産2カットなら週1日休んでも26×2で52カット。アニメーターのブログや色々なインタビューで書かれている月産50カットぐらいが平均って話にも合うし。
でレイアウト+原画で4500円だから4500×52で234000円。
そりゃ一般的な職業に比べたら水準は低いけど、一人暮らしで食ってけない額ではないし、オタク系の絵描き職を目指す人たちにとって、原画になってアニメーターとしてある程度安定し始める時給料がのやっぱ10万台と20万台はの差は大きいと思う。
記事はナディアの時の制作状況とかは面白かったけど、今はオタク系の絵描きとして食べていくにも色んな選択肢があるから、それらと比べてアニメーターの収入がどのくらい差があるのか、とかも気になるなあ。安定するまでの道程の険しさやライバルの多さ、その業種の将来とかも含めて比較したらどうなるだろう。
声優とアニメーター、どっちが大変かとかも結構気になっているんだけど。
あと気になったのは、新房昭之インタビューがたいしたこと無かったのは聞いてたんで、佐藤順一インタビューがかなり長めだったことぐらいかな。サトジュンもスタッフに注目の集まる最近の傾向を結構意識してるんじゃないだろうか。前「この人に話を聞きたい」でもそんなことを言ってたような。
2008.01.19
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