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コードギアスの話つづき

もうすぐ今週のコードギアスがはじまる。
前回のエントリで書きたかったことについて自分の中であやふやな部分をなくして、自分が考えていたことだけを抜き取ったり、書き損ねた事なんかを加えたりして書いてみた。
前も書いたけど自分は今までの話をほとんど見直してないから、これは毎週1回こっきりだらだら見ていたなかで感じた、程度のものだと思って読んでほしい。



他の谷口作品と比べてコードギアスはそれほど好きになれない作品だった。
ルルーシュは常に言い訳をしながら行動をしているように思えたからだ。

政治的な行動を起こすのに理由を用意するのはいい。問題はプライベートな行動をするときに、その動機を常に準備していて、求められればいつでも論理的に説明できるようにところにある。

むしろルルーシュにとってプライベートな時間などなかったのではないか。学園にいるのはナナリーの生活を破壊しないためであったし、C.C.は共犯者として運命をともにしてはいるが、心を許して自分をさらけ出せる相手というわけではない。昔のスザクは心を許せる親友であったけど、今はC.C.と同じく共犯者の関係だ。

自分が行動したいのを何かそのせいにするのではなく、自分がしたいから行動している、というルルーシュが見たかった。そこにルルーシュの真の姿が現れてくるように思えるからだ。

それが一番言い訳に使っていたナナリーが敵に回ることによって、ルルーシュの本性が暴かれてくるという期待が持てた。言い訳を失ったルルーシュがどうするのかが気になる。

対立構造の話は、そもそも対立構造によってキャラクターを特徴付けるのは物語制作全般にいえることなので、別にとりたてて珍しいものでないかもしれない。といっても谷口監督自身も意識して対立構造をいれると話しているし、私自身も谷口悟郎の対立構造のとり方は独特だと思っているのでこの辺はいろいろインタビューとか見直したりして改めて考えてみようと思う。


この作品はピカレスクロマンであり、ルルーシュは悪である。っていうのをたびたび谷口監督がいってるのが気になってたりする。(これは雑誌でも散々いってたと思う。)悪ということはルルーシュのしていることはやはり間違っていて、最後には断罪されてしまうんじゃないかなんて思っていた。救いなんか得られないだろうな、とか。C.C.も、そして今のスザクも共犯者だから、今のルルーシュを裁けるのはナナリーだけだと思う。そういう意味でもこの物語の幕を下ろすのにナナリーほどふさわしい人物はいないんだと思う。シュナイゼル自身だと何か足りないんだよね。ルルーシュに近い存在なんだけどルルーシュほど表には出たがらないし、いやルルーシュ自身も軍師の方が向いてるキャラクターなんだけど…うーん。うまく書けない。

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2008.09.14 | Comments(0) | Trackback(0) | アニメ・アニメーション

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