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gnuplotでタブ区切りファイルを読み込む

Excelのデータはメモ帳とかにコピーするとタブで区切られているので、デフォルトではスペース区切りでデータを読み込むgnuplotでは使えない。
そこで

set datafile separator "\t"

と区切り文字をタブに変えてやると読み込めるようになる。

参考
http://takeno.iee.niit.ac.jp/~foo/gp-jman/data/20070304/gnuplot-ja-div/node173.html
http://72.14.235.132/search?q=cache:tPVHTLVJGMsJ:d.hatena.ne.jp/spilejam/20081029/1225266788+excel+gnuplot&hl=ja&ct=clnk&cd=2&gl=jp&client=firefox-a

2008.12.11 | Comments(0) | Trackback(0) | gnuplot tips

ゴーゴリ「外套」を読む

あとがきに、平凡な主人公アカーキイ・アカーキエウィッチについて「こうした一顧の値打のない人間でも、人道主義的な愛と、尊敬にすら値することを強調している」とある。でもこういう人間が悲惨な目に遭う話というのは、現代、ないし近代のイデオロギーという概念のある世界だと、その原則や論理展開に違いはあれど必ず社会風刺、社会批判に行く気がする。このあとがきから察せる通り、この作品内では彼に対する真摯なまなざしこそ向けられど、それを通してこのような愚直だが真面目な男を死に追いやった社会に対しては批判の矛先が向けられることは無い。著者するも救済の手を差し伸べないことに、つまらない人間にそこまで親切でいられるほど社会は甘くない、という事実を改めて突きつけられて非常にショックだった。

しかし、登場人物の行く末を作者の主張のための道具とせず、あくまで主人公のありのままの感情を書くのみにとどめたことで、かえってそれが主人公の哀れさ、そしてある種の気高さが感じられた。彼は誰にも振りむかれなかったが、話ベタで、周りにむとんちゃくで、写本が好きで、そして数ヶ月かけて手に入れた外套を誇らしげに着ていたアカーキイ・アカーキエウィッチは確かに存在していとことが実感できた。

鼻はまたいずれ。

2008.12.10 | Comments(0) | Trackback(0) |

2Dか3Dか、の前に

http://www.style.fm/as/05_column/itagaki96.shtml

各所で様々な波紋を巻き起こしてる板垣監督の「2D衰退論」だけど、素人が考えられる範囲でも、将来的にはやはりその方向にいくのかな、とは思う。
いくつか読んで一番面白かったのは、あるアニメーターがブログで書いてた「レイアウトとラフ原の工程は残る。理にかなってるから」というもの。ルーチンワーク的なモーションはライブラリから、ルーチンでは難しかったり重要なシーンはラフ原描いて手付けで、というのがスタンダードになるのかね。とかいって20年ぐらい経ったら磯光雄みたいな人が出てきて、全原画ならぬ「全手付け」でコントロールしなければダメだ!みたいな動きが起こったりして。結局細かな微調整が長引いてスケジュール圧迫とか今と変わらない状況になるような気が…
江面久氏が、「デジタルは楽になるための道具ではない」みたいなことをよく日記に書いてるけど、まさに本質を射抜いているような。
だけど、それとは別に、いやそれと関連してちょっと気になってるのが、実線の問題。
日本の2Dアニメはほぼ明確な実線・色トレス線で塗り分けられたキャラクターが動いてるわけだけど、3Dではどうするのだろうか。トゥーンレンダリングの技術が発達した今、FREEDOMやアイマスみたいに2Dの延長線的な方向に3Dが進む可能性も全然あると思うし、実際そういう話は出てるんだけど、どうなんだろう。
コラム中で板垣監督は『線と色で区分けされた2次元しか“絵”と認められないのはおかしくない?』と書いてるわけだから、良くある境界線がはっきりしていない3DCGの方向性でいくんだろうか。
どちらもというのが理想だけど、後者だと今までの作画技術が相当使えなくなるような気もする。日本のアニメーションは情報密度の高い背景の上にシンプルなキャラクターを乗せてるし、金田系のアクションをするときなんかも、情報量が違うから画面の見え方が大分変わってくるんじゃないだろうか。背景も最初から全て3Dにしたら?NARUTOはそういや3Dだったな。3Dになると必然的に画面の情報密度を上げないといけないって問題もあるし…うーん、良く分からなくなった。


http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51391869.html
こういうの見てると、まだまだ「3Dは楽だ」みたいな考えを持つ人も多いんだろうなぁ。逆にいうと日本2Dアニメーションにどれだけの技術がつぎ込まれているのか、というのがここ数年の作画ブームを経た今でもあまり理解されてないんだろう。

2008.12.05 | Comments(0) | Trackback(1) | アニメ・アニメーション

EPSファイルのbounding boxの調整

Illustratorで作成したEPSファイルをtexで取り込んだら、どうもdvioutの表示がおかしい。
gsviewでもう一度見てみると、どうやらbounding boxの設定が正しくないようだ。

ExcelからEPSプリンタで作ったファイルはメモ帳をから直接書き換えられるが、同様に書き換えようとしてもなぜかテキストエンコードがおかしくなって、書き換えてもgsviewで読み込めなくなってしまった。調べるとbounding boxを設定するソフトはあるらしいが、これだけのために新しいソフトを入れるのも面倒なので他の方法を探していると、gsviewの機能だけで調整する方法を発見したのでメモ。

1.メニューの[Options]から[EPS Clip]にチェックを入れ、メニューの[Orientation]から[Portrait]を選択する。これで画面から切れている画像が正しく表示される。

2.Bounding Boxがどこにあるかを確認するため,メニューの[Options]から[Show Bounding Box]にチェックを入れる。

3.メニューの[File]から[PS to EPS]を選択して、表示されたBoxの下部の[Automatically calculate Bounding Box]というチェックボックスがチェックされていることを確認してから、[Yes]ボタンを押してEPSファイルを保存する。

これで画像を正しく表示させることができる。


参考
http://p-grp.nucleng.kyoto-u.ac.jp/~honda/tips.html#eps

2008.12.04 | Comments(0) | Trackback(0) | tex tips

意外なつながり

初心者向けハウツー本 「30歳の保健体育」 主にセックル

あれ、どこかで見た絵じゃね?と思ったらやっぱりコミックinoのみやはらみみかき先生だった。

んでさらにググると、どうやらこの人昔赤松スタジオにいたらしい。しかもちょうどラブひなの辺りに。
昔赤松健が同人誌出してた頃の共作がいくつかヒット。
世の中、何がどう繋がってるかわからんもんだねえ。



というか保健体育なら、普通に毛ぐらい描いたらどうなのかと。
…やっぱ売れないかな(笑

2008.12.01 | Comments(0) | Trackback(0) | 日々のつれづれ

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