高校数学ってやっぱり重要だと思う
ぼくらは少年演出家 - 泡のような話を読んで、文系の人が物理を学ぶにはどうすればいいだろう、と考えていた。コメント出来るほどには考えがまとまらなかったけど、とりあえず少し書いてみる。
文章が多いものだと小出昭一郎が第一候補か。ちょっとくどいのと多少の数式出るの我慢すれば原島鮮とか。電磁気はやっぱり数学あった方が見通しがいいよなあ。というかそうじゃないとマクスウェルの方程式の偉大さが噛み締められない。量子力学は色々導入しなきゃならない数学概念多過ぎだし。前期量子論ならまあ問題ないかな。そもそも自分が選べるだけの本を読みこなしていないことも大問題だけど。
逆に物理屋としては数学屋の本格的な数学書を読んでみたいところ。きちんと読むには時間が足りなくて困る。いや自分の脳みその回転が遅いので、できるだけ演習しつつ読みたいからなんだけどさ。薄いのに内容濃いんだよね。数学書は。
だがそれがいい。
と思ったらこんな本を見つけた。
![]() | 数学ガール 結城 浩 (2007/06/27) ソフトバンククリエイティブ この商品の詳細を見る |
アマゾンの内容紹介がすごい。
>心ときめく数学の世界をあなたに。
>『プログラマの数学』の結城浩が贈る、魅惑の数学物語。美少女ミルカさん、元>気少女テトラちゃん、それに僕。三人の高校生が数学にチャレンジ。数学を楽し>み、学ぶことについて考え、異性へほのかな思いに心を動かす……。オイラー生>誕300年記念出版。
オイラー数とか出してくれたら長門?みたいな絶対誰か考えたであろうことを考えつつなか見検索で立ち読みしてみたら、結構本格的だった。素数とか数列とか、もしくは集合とかトポロジーとかの良くあるような数学ネタの読み物だと思ったら、目次を見るとたたみ込みとか母関数とかもあった(笑 延々と「解析概論は大傑作」とかヒロインが連呼してる話なら面白いんじゃないでしょうか。
ちょっと不機嫌なのは立ち読みした時ヒロインが出してた数列の問題が卑怯臭かったから。なんだよ円周率の各項を2倍したのって。
2007.11.28 | Comments(0) | Trackback(0) | 日々のつれづれ
