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編集画面が変わってて落ち着かない

先週の金曜日は帰宅してすぐに実家に行かなければならずブログが更新できなかった。どうせなので日曜日に書いていたものでも代わりに挙げてみる。
長門有紀の百冊で忘れられてしまったが、"冲方丁×乙一のライトノベル百冊というのが数年前にあって一時期話題になった。長門の方と違ってかなりコンプが楽なラインナップでアンケートとかもやってたんだけど、その中で一番既読率が低かったのがこれ。


少女革命ウテナ脚本集 (上) (アニメージュ文庫 (N-90))

で何故か実家に上下巻ともあったので(笑)、せっかくだから先日感想を書いた15話の脚本が載っているか探したら(全部は載っていない)、うまいこと発見。
15話は思ったより脚本と違っていた。とはいってもこのアニメ、演出陣も個性的な面々が揃っているため結構脚本は変えられている(橋本カツヨ回は特に)のだが、その変更点どれもが味があるのだ。冒頭の幹と梢のやりとりは大幅に密度が濃くなっていた。脚本は結構シンプルで、ピアノの音と同時に楽譜がカットインするのとかはもちろん指定されてないし、細かく相手を見るということに対する具体的な描写はないし、幹が梢の様子を真っ直ぐ見ているのに対して、梢はちらちら横目で、しかも自分の行動に対してどう幹が反応するのかを一々観察し続けていて、いやらしい。体をあずけていた男子の頭を押しのけている芝居が追加。あと音楽教師は脚本では肩に手を回すだけなのに映像では腰まで手を当ててたり。

梢が幹に口付けしようとするシーンで挿入される、蝶とミルクセーキをモチーフとした幻想的なシーンもなかった。


それから、ウテナと梢があったとき梢がセーラー服をめくっておなかを見せ、「子供の頃、ちょっとね」と言うシーンがカットされて、梢が幹をにらみつける様子でウテナがただならぬものを感じ取る、というシーンになってたり、幹と梢が連弾してるとき、脚本は先に演奏やめたのは梢が指に黒い薔薇の刻印を見つけた幹が演奏をやめるんだけど、本編では梢の方から演奏を止めていきなり口付けをせまる、より濃厚なエロスを感じるシーンになっている。薔薇の刻印に気づくのはその後だ。それと決闘が終わった後、寝室での幹と梢のシーンでの幹の、「これが"やつら"のやり方か……」というシリーズを繋げるための台詞もカットされていたり。


作画打ち合わせや監督アイディアもあるんだろうけど余計な説明(段取りと言った方が近いか)を入れず、二人の相手に対する感情のやり取りだけで梢の幹への歪んだ執着心と二人の微妙な関係性を表現していくというのは、前にリンクしたアニメと比べても、星川孝文の持ち味が結構発揮されているんじゃないだろうか。
やば、スクールデイズのゲーム本編がやりたくなってきた…

あと、色々調べて知ったこれとかも…

聖ルミナス女学院 DVD-BOX聖ルミナス女学院 DVD-BOX
(2001/04/03)
岩永哲哉、保志総一朗 他

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どうやら助監督やってるらしい。知らなかった…
自分にとっては昔名古屋にいたとき知り合いのパイオニアファン(というか飯塚雅弓ファン)から教えてもらって観た初めての深夜アニメで、作品の独特の雰囲気と深夜にこんな女の子ばかり出てくるアニメ観ちゃってるっていう気恥ずかしさで、なんか異様なテンションの中見ていたのだけ覚えてるなあ。あと不定期に観てた割りにオチは何故か覚えていたり(泣

にしても、このアニメシリーズ構成が先日亡くなった桶谷顕だったりキャラデが香川久でキャラデ協力に伊藤郁子がいたり。セラムン・JCスタッフ関係の人のキャラデは子どもの頃から女の子に気恥ずかしさ(今から考えればエロス)を感じてたんだな。あとこれは前から知ってたけど音楽が片倉三起也で、エンディングは幻のALI PROJECT初シングルだったりと、なかなかレアな作品だったのか。ああ、観たい…



今日は午前中一杯休みなので、その流れで思わず次の「幸せのカウベル」も観てしまう(レンタル落ちビデオなので…でもこっちの方がDVDより色味がちゃんとしてるような…)。しかしこれ何回観てもカオスだ。
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2007.12.10 | Comments(0) | Trackback(0) | アニメ・アニメーション

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